鬼ケ島・湯槽谷山


参考地図 (フレーム順:北〜南)

有馬口駅〜高速道下〜鬼ヶ島〜            〜灰形山下分岐〜鼓ケ滝〜有馬温泉BS

〜鬼ヶ島〜水無山〜高尾山〜湯槽谷山〜灰形山下分岐〜

地理院地図・電子国土Web  Scale  100m

 

付属資料

< 有馬温泉>

神戸市北区有馬町(摂津国)にある日本三古湯の温泉。林羅山の日本三名泉や、枕草子の
三名泉にも数えられ、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である西大関に格付けされた。

泉質;
この地域は活断層である有馬-高槻構造線が分布しており、透水性の高い断層破砕帯を流路と
して温泉水が噴出し、東西走向の断層からは低温泉、南北走向の断層からは高温が噴出する。

それぞれ湧出口では透明だが、空気に触れ着色する含鉄塩化物泉(赤湯)は「金泉」、それ以外
の透明な温泉は「銀泉」と呼ばれる。銀泉は泉源により成分は若干異なるが、炭酸水素塩泉と、
ラジウムを多く含む放射能泉に大別される。 なお「金泉」「銀泉」という名称は、有馬温泉
旅館協同組合の登録商標。

有馬温泉は深部上昇水と、天水系のラドン泉の混合水からなる。 深部上昇水は、高いLi,B,Cl
濃度を持つNaCl-HCO3型で、同位体的性質としてD/O同位体比(δD-δ18O)やHe同位体比
(3He/4He)が大きい事で特徴づけられる。このような特徴を持つ西南日本の地下水を「有馬型
(-熱水,-塩水, -深部上昇水)」という。

有馬温泉含む有馬型熱水の起源は、「海底下でフィリピン海プレートの岩石中に取り込まれた
水が南海トラフからスラブとして沈み込み地中深くへ運ばれ、地中の圧力によって岩石中から
脱水し上部マントルや地殻を上昇して地表へ直接噴出したもの」である可能性が指摘されている。

天水系のラドン泉は、雨水を起源とする地下水で、湧出母岩である六甲花崗岩の影響を受けて
放射能泉となっている。 深部上昇水は地殻内で低温となると炭素を失って塩化物泉(金泉)
となる。 炭素は天水系の地下水が捕獲することで炭酸泉(銀泉)となる。

有馬温泉の源泉温度は最大で98℃と非常に高い。これは冷却された深部上昇水が浅部で局地
的に二次過熱を受けた影響とされているが、周辺に第四紀火山は存在しておらず、高温で噴出
する理由はよく分かっていない。 金泉は含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉、鉄分が多いため、
タオルにかけ続けると赤褐色に染まる。 銀泉は炭酸ラジウム混合低温泉。

泉源;天神泉源、有明泉源、炭酸泉源、太閤泉(飲泉場)、極楽泉。

温泉街は六甲山地北側の紅葉谷の麓の山峡の標高350m〜500mに位置している。大きな旅館
やホテルは温泉街の周辺や少し離れた山麓、山中にある。公的な外湯は「金の湯」(金泉)
「銀の湯」(銀泉)がある。 また有馬温泉で「○○坊」と名の付く宿が多いのは、建久2年
(1191年)に吉野の僧坊、仁西上人が熊野十二神将に準えて建てられた有馬十二坊と呼ばれ
た坊舎にあやかったものとされる。
 毎年1月9日には、えびす神社の総本社である西宮神社に温泉を運び有馬温泉の商売繁盛
を願う献湯式が催されている。
                                                 
WikipediaExtracted

<三角点情報>
*533.0m(落葉山) 四等、落葉山(点名) 34°47′40″N、 135°14′34″E  
                                                    
国土地理院

 

<調査歩行 21/3/17>

神鉄・有馬口駅スタート (北神急行電鉄が地下鉄と乗り入れ、三宮駅から25分程)

鬼ケ島(登山口から平均斜度24°急坂を登る) /rollover 水無山(細尾根にある)

水無峠(激下り) /rollover 高尾山(激上り)

六甲縦走路・極楽茶屋跡への分岐 (このルート初の標識)

P801m 湯槽谷山 (有馬三山の最高峰)

灰形山下の鞍部 /rollover 分岐を下り灰形山を望む

鼓ケ滝 (傍には茶店)

有馬温泉「金泉」「銀泉」が有名 (20年程昔、改築前は下が湯殿で2階の茶店で寛げた)

 

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