|                             参考情報 <サギソウ>                                NHK趣味の園芸HP抜粋  
         
        鷺草はラン科の多年草。日本各地の日当たりのよい低地の湿地に自生する球根性のランです。
         
        親株から走出枝(そうしゅつし、ランナー)を伸ばして、その先端に翌年の球根をつくります。
         
        3〜5枚の細長い葉を根元近くにつけ、中心からまっすぐに茎を伸ばして、先端に1〜5輪の花を
         
        咲かせます。花は純白で唇弁の先端が3つに割れ、その左右の裂片には多数の深い切れ込みが
         
        あって、その形は白鷺を思わせます。冬は球根だけになって冬越しします。
         
         
        ダイサギソウ(Habenaria dentata)は湿った草地に生える近縁種で、千葉県以西の太平洋側
         
        に分布します。草丈は40〜100cmになり、3cmほどの花を10数輪咲かせます。形はサギソウに
         
        似ていますが唇弁の切れ込みは浅いので、まったく雰囲気は違います。
         
         
        **種類  
        (天の川)草丈が低く、葉に黄白色の散り斑が入る斑入りの園芸品種。
         
        (銀河)白い覆輪が入る、斑入りの園芸品種。開花期の違うよく似た系統がいくつかある。
         
        (金星)黄色の覆輪が入る、斑入りの園芸品種。
         
        (飛翔)獅子咲きと呼ばれ側花弁の下半分が唇弁になった変わり花。華麗な印象で人気がある。
         
        (玉竜花)とても大型になる園芸品種で、草丈40〜50cmにも達し、花の大きさも4cm位になる。
         
         
         
         
        <丸山湿原群>                                  WikipediaExt.  
         
        宝塚市北部の丘陵地区にある5つの湧水湿原の総称。最も大きな第一湿原の面積は2,000平方m
         
        を超え兵庫県で最大の湿原であり、2014年に宝塚市の天然記念物、2015年に兵庫県の天然
         
        記念物に指定された。  
         
        **概要  
        宝塚市北西部にある千苅水源池の東側には境野・玉瀬・波豆地区にまたがる丘陵地がある。 
         
        丸山湿原群はその丘陵地の中にある標高約330メートルの「丸山」の南西側に点在する5つの
         
        湿原を指し、総面積は約4,000平方mに達する。1995年に初版が作成された兵庫県版レッド
         
        データブックに規模的、質的に優れており貴重性の程度が最も高く、全国的価値に相当する
         
        ものとしてAランクに選定され、環境省の重要湿地にも登録されている。 また丸山湿原群を
         
        含む西谷地域は環境省の生物多様性保全上重要な里地里山に登録されている。
         
         
        2011年の調査では兵庫県産の湿原性植物54種のうち45種が確認され、植物では絶滅危惧種の
         
        鷺草やカキランが観察でき、動物ではヒメタイコウチやカスミサンショウウオ、ハッチョウ
         
        トンボなどが生息しており、絶滅危惧種を保全する場所として重要である。
         
        このことから丸山湿原群とその周囲71.3ヘクタールの地域が2014年に宝塚市、2015年に兵庫
         
        県の天然記念物に指定された。また湿原の生態系を維持するために2006年に地域住民と周辺
         
        他地域住民による「丸山湿原群保全の会」が発足し定期的に保全活動を行っており、2008年
         
        には湿原の保全と利活用の方針を決定する組織として、地域住民と行政と学識者が協力し
         
        「丸山湿原エコミュージアム推進協議会」が発足した。
         
         
        丸山湿原群は丘陵地の谷筋にあるため、湿原面は釧路湿原のように平坦ではなく緩く傾斜して
         
        いる。駐車場から歩いてゆくとまず木道のある第三湿原(面積約310平方m)を通る、次の最大
         
        面積の第一湿原(約2,230平方m)には湿原の中に展望台があり、湿原内をよく観察できる。
         
        第一湿原の下手に第四湿原(約610平方m)があり、湿原の水はここから谷を通って川下川ダム
         
        に流下する。この3か所の湿原はひとつの谷筋の中にあるが、第二湿原(約730平方m)はこの谷
         
        から西に尾根を越えた隣の谷筋にあって、尾根上の展望台から谷の湿原を観察できる。小さな
         
        第五湿原(約50平方m)はさらに北側の大岩岳に向かう道筋にある。
         
         
         
         
        <三角点情報>
                                          国土地理院  
         
          *大岩岳△384.1m 二等三角点、点名(千刈) 34°53′9″N   135°16′49″E
         
         
          * △269.6m 四等三角点、点名(大岩) 34°52′30″N   135°16′32″E
         
         
          * △281.4m 四等三角点、点名(丸山) 34°52′33″N   135°17′9″E
         
         
          * △306.0m 四等三角点、点名(境野) 34°53′18″N   135°17′51″E
         
         
                                                         以上 
         
         |