つるぎさん

剣 山

2016/4/30                                                               3人パーティー(崎田・記)

 大阪・吹田IC−神戸淡路鳴門道−徳島道・美馬IC−R438−見ノ越・駐車場 Σ4:30
 剣山 1955m、次郎笈・ジロウギュウ 1930m

 剣山山頂ヒュッテ他

 リフト・見ノ越駅−西島駅→山頂→鞍部→ジロウギュウ山頂→鞍部→大剣神社→
 →リフト・西島駅→登山口
 10:20見ノ越駅−10:40リフト西島駅(40分)山頂・休憩50分(15)鞍部(40)次郎笈・休憩15分
(30)縦走路分岐(40)大剣神社(70)登山口-見ノ越・駐車場
15:40 Σ5:00、約8Km

 

剣山頂 (ジロウギュウから)

    

        剣山は石鎚山と共に四国にある百名山二座の一つで、北アルプスの剣岳とは約1000m
        の高低差がある。 近年、北山たけしの演歌にも唄われて山名も普及してきた。

        古くは修験道の山で、行場跡や次郎笈の名に形見が残る。笈とは修験者などが背負う
        足の付いた箱を意味するそうだ。 山名に反して頂上はなだらかで、大剣神社に立つ石
        峰が剣の形をしてる事に由来するそうだ。

        頂上からは南へ笹に覆われたジロウギュウが目に入り、尾根歩きの誘惑には勝てない。
        次郎笈から西へ連なる縦走路に少し下り、鞍部に引返し、大剣神社ルートを辿って八の
        字状の行程を踏破した。

 

御塔石(大剣神社)

 

<山頂>

 
大阪を早朝に発ち、その日のうちに山頂へ登ろうとの計画、高速道が約200Km、美馬IC
から国道で山に入り登山口まで約50Kmの見積もりだ。車を有効に使える道路は有難い。

つるぎ町から山間の路、狭い所もあり、山奥の集落で暮らしができる事に驚く。昔は登山
客も泊ったのだろう、今はクネクネ舗道が続く。標高も上がり、ヘヤピンカーブが連続、目
が回る。 漸く見ノ越と云う駐車場に届いた。既に満車、下にある場所を指示され、身支
度して出発する。(吹田ICから4時間半)

標高1410mにあるリフト駅・見の越へ向う。15分程で終点の西島駅に降り立った。 ここ
から40分の歩行で山頂とある。山頂ヒュッテの横を上がると平家の馬場と呼ばれる山頂
が広がり、大勢の人で賑わっている。 笹の土を護るため歩行路は全て木道が巡らされ、
測候所やアンテナ、エコトイレ等の設備があり、家族連れも楽しめる山頂だ。

一等三角点はロープと大きなしめ縄に囲われ、タッチも不可能だった。 しかし全方位の
眺望は素晴しく、好天の下であっさりと登頂できた。 風を避けて笹径の脇で昼食を摂る。
東の尾根には一ノ森、南には次郎笈のなだらかな尾根が見える。うす緑の尾根を歩かず
には帰れない感じだ。

 

リフト・見ノ越駅

15分のリフトで高度、時間を稼ぐ

リフト・西島駅 1750m

剣山本宮とヒュッテの間を上がると山頂

山頂の三角点

一ノ森方面

ジロウギュウ方面

鞍部・ジロウギュウ峠

 

<ジロウギュウ>

 
ミヤマクマザサと云う笹が尾根を覆い、ビロードを纏ったような山容は他では見れない頂き
だ。 剣山頂からピストンする事にして、南へと下る。 ほどなく鞍部に着き、上り返す先が
ジロウギュウ山頂だ。下りも上りも俯瞰できるので、大きなスケールを感じ取れる。

約55分で標高1930mの頂きに届いた。西日本第三位の高さだそうだ。 振り返れば剣山の
雄大な山容が手の届く処にあり、双耳峰にも見える大きな山塊だ。
翌日に予定してる三嶺まで16Kmの縦走路があり、その向きに少し下る。分岐点から緑の
山腹をトラバースして鞍部まで戻った。

 

 

ジロウギュウ山頂

次郎笈三角点(剣山が太郎笈)

山腹のトラバース路、その先に剣山

三嶺方面縦走路の標

 

三嶺・みうねの尖峰を遠望

 

<下山>

 
剣山頂へ登り返す事もできるが、更に山腹を横切る径が見える。昼食した場所の下辺り
で分岐、更にトラバ−ス径を進む。  ガレ場を過すと大岩が屹立、山名の所以になった
岩の脇を上ると大剣神社に着く。  確りと戸締りされており、ご利益には縁がない様子。
更に細い径を下るとリフトの終点駅に戻った。

リフト沿いの径を70分ほど下り、お土産店などが並ぶ駐車場に戻った。狭い路肩に駐車
した登山客もほとんど居なくなり、吾等も車で宿所に向う。
ラ・フォーレつるぎ山、山間に(標高1500m)ある瀟洒な宿で設備も綺麗だ。 冬は休業、
一週間前に再開したばかりで好位置にある。 お風呂に浸かり翌日に備えた。

 

大剣神社(後の大岩が御塔石)

登山口(山開きの旗)

 

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